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2013年09月12日
世間では軽いと言われているPHPStormですが、Eclipseと比べてのことで、なんだかんだで重いです。そんな重いPHPStormでわざわざ軽量なMarkdownを使う必要はないのですが、Markdown内に記述したJavaScriptをデバッグするためにFile Watchers
という機能を使ってみました。
Markdown内に記述したJavaScriptというのが意味不明ですが、コンパイル後のhtmlで実行させるためにMarkdownと一緒に記述しているだけです。そういえば、Markdownコンパイラの中には、JavaScriptをごっそりと消しくれるのもありました。GitHub Flavored MarkdownのWebサービスがそうですね。
名前の通りですが、ファイルを監視して、それが更新されると設定したプログラムを自動的に実行してくれます。特定のファイルではなく、File type(拡張子)で監視されるので、Markdownだと、.mkd
とか.markdown
が更新されるとコンパイルする、といったことができます。
PHPStorm > Preferences > Settingsを開き、File Watchersを選択します。
左下の+(追加アイコン)をクリックすると、テンプレートが表示されます。Markdown用のテンプレートはないのでcustomを選択します。
Edit Watcher
が開くので、必要な項目を編集します。
.kramdown
というファイルを監視したいのですが、ないのでFile Types
に追加する必要がありました。設定方法は、次のFile Typesの設定
に書いてあります。※パスはInset macroをクリックすると、簡単に入力できます。
以上で、設定は完了です。設定したFile typeに含まれる拡張子のファイルが更新されると実行されます。
PHPStormに登録されていないFile type(拡張子)であれば、File Typesに追加する必要があります。
IDE Settings > File Types
.markdown
と区別するために.kramdown
という拡張子にしているので、File Typesに.kramdown
を新たに追加すればいいのですが、kramdownに対応したシンタックスハイライト・プラグインがないので、 Markdownプラグインのインストール時に追加されたMarkdown files
に拡張子を追加します。kramdown独自の拡張部分はハイライトされませんが、ベースとなるMarkdown部分はハイライトされます。
Markdown files
を選択して、拡張子が表示されている左下の+(追加アイコン)をクリックして追加します。
PHPStormは便利だなと思う反面、多機能で使いこなせるか心配ですが、Webマニュアルがしっかりしているので、あまり困ることはなさそうです。今回のように、kramdownだけでなく、CompassやAppleScriptなど、簡単に設定できるので便利ですね。
kramdownのことをCompilerと書いていますが、このようなツールは、Converter、Parser、Transpiler、・・・何と呼ぶのが正しいのでしょうか?公式サイトを見るとLibraryとかModuleとかなってますが、これは意味が違いますね。検索してみると、
markdown compiler: 521,000件
markdown converter: 324,000件
markdown parser: 207,000件
markdown transpiler: 1,310件
やっぱり、Compilerなのかな。